企業サイトの生存報告はあいさつで【Web運用】
企業ホームページのお知らせやブログで何を書けばいいか迷いますよね。私も自社ブログを書くときはどうすればいいか、いつも頭を抱えます。
ですが、お知らせやブログが滞ってしまうと、ホームページの情報も更新されていないように見え、ホームページの信頼が下がってしまいます。
「この企業、なくなったのかな?」と思われてしまうことも…
そうならないよう、楽に考えることができるお知らせの作り方を伝えます。
話題はなんでもいいけど、続けることが大事
極端な話、良識だとか倫理だとかモラルだとか、そういったものに反しない限り、話題はなんでもいいです。
例えば、お知らせの日付が1年以上前のものしかないと、そのホームページに載っている情報が、本当に今の情報なのか不安になります。そういった状況を防ぐのが、ホームページのお知らせの役割の1つです。
とはいっても、いきなり何かしら文章を書くのは難しいです。文章を作って外部に発信するのは、慣れないうちはとてもハードルが高いと感じるでしょう。
というわけで、情報発信に慣れていない人でも簡単にできるお知らせの話題選びを、2パターン紹介します。
話題1:営業日のお知らせ
まず、おすすめする「営業日のお知らせ」です。
今月は〇〇日、〇〇日、〇〇日はお休みの予定です。
ご来店を心よりお待ちしております。
といった感じです。営業日に関するお知らせなら、無理に考え出さなくても、月に1度はお知らせの更新が自然にできます。
特にお客さんが会社やお店に直接来る飲食店や美容院などは、営業日は重要なお知らせになるので、おすすめです。
逆にお客さんが直接、会社やお店に来ない企業向けの会社は「営業日のお知らせ」を出さないほうがいいです。的はずれなことをしている印象を受け、お客さんのことを考えてないと思われるかもしれません。
話題2:季節のあいさつ
営業日のお知らせが話題として選びにくい場合は、「季節のあいさつ」の話題がおすすめです。
春の訪れとともに、日々の温かさが感じられるようになりました。
この新しい季節が、皆さまにとって希望に満ちたものとなりますよう心よりお祈り申し上げます。
当社は今後とも、地域の皆さまに貢献できるよう努めてまいります。どうぞ変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。
といった感じです。季節のあいさつとして定番にすれば、おおよそ3ヶ月ごとに自然な形でお知らせを更新できます。余裕があるなら月ごとにあいさつをしてもいいでしょう。
あいさつはコミュニケーションの基本で、無難で、普遍的なものです。お知らせ欄に季節のあいさつがあっても、不思議に思う人や悪い印象を抱く人は少ないはずです。むしろ、マメだと良い印象を受けると思われます。そのため、季節のあいさつは、お知らせに書くことが何も無いときの話題としておすすめです。
ただ、例に挙げたような文章を書くのは時間もかかるし、大変です。そこで、楽をするためにChagtGPTなどの生成AIを使いましょう!先程の例文も、実はChatGPTで生成したものです。生成するときの質問文は下のように書きました。
建設会社の企業ホームページのお知らせに載せる、春の季節の挨拶を300文字程度で3案お願いします

そうして出てきた3つの中からしっくり来るものをコピペしたのが例文です。少しだけ自社のことに触れてアレンジをすると、独自性が出てより良くなると思います。
例文ではあまり影響はありませんでしたが、「建設会社」の部分を自社の業種に置き換えれば、業種に沿った内容になることもあります。
少し手のかかりそうな季節のあいさつも、生成AIを使えば、簡単にこなすことができます。
本当はお知らせやブログは目的を持って書く方が良い
今回は、最低限ホームページの体裁を保つために、ラクなお知らせの更新方法を紹介しました。ですが、余裕があるなら、目的を持って更新をしたほうが良いです。
職員採用を意識したホームページなら会社の仕事の様子や、懇親会の様子の紹介を。
自社の製品や実績をアピールするには、利用者のインタビューや実績の詳細を。
記事からのホームページへの流入を期待したものなら、業務に関するお役立ち情報を。
自社のためになることを考えて記事を作ることは、確実に会社を良くすることに繋がります。ですが、目的を考え出して記事を作るのはとても大変で、成果もすぐには出ず、目に見えて分かるものでもありません。
特に予算も人員も限られてくる地方の中小企業では、本格的にWebマーケティングに取り組むのは難しそうです。本格的なWebマーケティングはできないと割り切って、続けることが可能な程度でホームページを更新するのも、ホームページ運用の選択肢の一つです。
まとめ
ホームページのお知らせの更新ってなかなか手が回りませんよね。普段の業務をしていたら時間が過ぎるのはあっという間で、自社ホームページの更新なんて思いつきもしません。
Web業界にいて、ホームページの重要性について分かっているはずの当社でも、そういうことは度々あります。
ですが、今回おすすめした方法なら、定期的なホームページの更新が比較的ラクにできると思います。ホームページのお知らせを更新して、信頼感や安心感のあるホームページを目指しましょう!